平成14年仔取りの記録
14.5.23〜
14.6.4

14年度組合わせ

大日昭和オス

松観昭和オス

松観昭和メス

14.5.23 天候が安定してきたので産卵準備開始
まずはFRP水槽にキンラン9本をセットしてオス鯉を入れた

オス鯉は約1週間入れておき、その気にさせる
その間、餌はやらない、水温葉20℃以上が望ましい
オスの頬がざらついていると良い

メスは1週間後に入れて大体翌朝には産卵が始まる
メスを選定する場合、腹が膨らんで卵を持っていそうな
鯉を選ぶ。メスを入れるとき、腹を少し軽く揉んでやると良い
この時、水温を22℃に上げると確実性が高くなる。

14.5.27 朝の5時30分、ミジンコが湧いて
いるのかを確認に出かけた。
すでに3人がミジンコを取りにきていたが、まだ
少ない。100匹位を採取して持ち帰り、種ミジンコ
として発生水槽へ放した。

1級河川「坂川」
10年前まではこの川でミジンコが沢山取れた。
採取は補虫網を使って、バケツ1杯10分で取れた
こともあった。朝は多くの人がミジンコを取りに来て
お互いに言葉を交わしたことがなつかしい。
水戸、神奈川、江戸川区の人はどうしているだろう

朝の水温22℃ 産卵させても大丈夫。
明日28日の朝にメス鯉を入れて、明後日29日の朝には産卵するだろう。
孵化は6月2日日曜日、黒仔選別は6月6日木曜日あたりに予定したい。、

14.5.28 早朝にメス鯉を産卵槽の中に入れた。晴天なので水温が上がり過ぎないようにビニール
で覆いをして、22℃を保つ工夫を施した。
明日の4時頃に観察して、産卵が始まっていない時はお湯を入れて23℃にするのと、キンランを
1〜2本追加してみるつもり。

14.5.29 産卵の後始末

消毒用マラカイトグリーンと南天の葉を準備
マラカイトは毒素が強いので注意が必要

マラカイトグリーンの水溶液と作業用手袋
マラカイトは強い色素があり、手につくと色が
落ちにくい

キンランに付いた黄色い卵
これでは付き過ぎ

マラカイト水溶液につけて消毒を施す
卵のうちは時間の影響はないのでおよそ
10分間浸しておく

第一孵化水槽に入れたところ、25℃に設定して
孵化を早め、マラカイト水溶液を少し入れて腐敗を
遅らせ毛仔を死なせないで取り出す工夫をしている
90cm水槽にキンラン3本を入れた

第三孵化槽、孵化させる場所を3〜4箇所に分散
すると1箇所を失敗しても残りで間に合わせられる
200Lにキンランを3本入れた
孵化するまではエアーを強く入れる

キンラン1本を使って南天の葉の殺菌力を
テストしている処
キンランを消毒して60Lの水に60gの葉を
使い、マラカイト水溶液は入れていない。
エアーを1本入れてある
この方法で水が腐らなければより安全である

不要の卵
1度に20万〜50万個とも言われている鯉の卵
水を搾ってから卵を計りにかけたら800gもあった
全部を孵化させることもないので捨てることにした
さすがに数える元気は失せた

14.5.30 産卵後の第一日目

南天の葉を殺菌テストしている水槽

8時現在の水温20℃、この水槽は
温度管理をしていない

白く写っている卵は無精卵で一割程度あり
受精確率は良好であり
今のところ水の腐敗は
認められない。

14.5.31 第二日目

南天の葉の殺菌力をテストしている水槽

水が少し濁ってきたが悪臭はしないので
この程度の濁りは差し支えない


もしも腐敗が進めば稚魚に影響するので
殺菌力について、もう少し観察しよう。

温度管理をしていない第三孵化槽

卵の中に目が出ているのがわかる。
明日か明後日には孵化するだろう、

ここまで来ると水の腐敗と稚魚を
取り出すタイミングが重要な作業だ。

14.5.31 第二日目 午後4時

第二孵化槽の水質が極端に悪くなって
きたので、思い切ってキンランを取り除く
産卵してから二日半で孵化したが
25℃にして早く孵化することが良いのか、
否か判らないが、一説にはメスの確率が
高いという
使用済みのキンランは水洗いと乾燥
して
来年も使う

第一孵化槽 キンラン3本、底面ろ過2+エアー1
日光に当たる場所にあり水の腐敗は少ない
稚魚が壁に張り付いている

第二孵化槽 キンラン3本底面ろ過1+エアー1
日陰にあり水の腐敗が進んでいる。キンランを
取り出して南天の葉をテスト水槽から移した。
案外殺菌効果があるかもしれない。

14.5.29 朝の4時に起床しようと思っていたが5時起床で、既に産卵は終わっていた。
2〜3回追尾行動をしていたがメスには卵が残っていない様子であった。塩水浴を施して池に戻す。
頭部に3個の穴らしきものを発見、明日、穴あきの治療をしてやろう。

14.6.1 第三日目

ガラスに張り付いている稚魚

第一孵化槽
よく見えない写真だがポツポツ見えるのが孵化
した稚魚である。まだ泳げずに壁などに張り
ついているがまもなく泳ぎだす。

昭和の稚魚は黒く色付いてこないと選別出来な
いので水の腐敗を観察しながら待つ。

ドブ川から取ってきたミジンコ

朝の5時に起床して車で10分の所で取って
きたコップ1杯分のミジンコ

まだ、稚魚は食べないが、飼育槽に種ミジンコ
として入れて繁殖させる

稚魚はミジンコが繁殖する時の子供を食べる

14.6.1 第三日目 午後3時

14.6.1 午後4時 第二孵化槽の水質悪化がどうしても気になるので、思い切って黒仔選別を
始めたところ、やはり稚魚の死骸が底に溜まっていた。
稚魚は体力がないので少しでも環境が悪くなると、即、死につながるから用心しなければならない。

今年の出来栄えは、残念ながら黒仔の出現率が良くない。
キンラン3本から取れた黒仔はおよそ1000匹くらいで、昨年以上に悪い率である。
昨年も良くなかったので、オスを追加して二本掛けにしたが、改善されていない。
ということはメスに原因があると思われる。もう一つ考えられることは、孵化槽に25℃の
温度管理がが影響しているのかも知れない。
来年の掛け合わせは自家産同士でやってみようかな。(早くも来年を考えるいつものパターン))

14.6.2 南天の葉のテスト孵化槽 
       殺菌力をテストしていた孵化槽は腐敗が進行して稚魚は見当たらず全滅したもよう
       やはり殺菌には無理があったと、思われるので今後はマラカイトグリーンによる殺菌
       を薬害に注意しながら使う事にする。

第一孵化槽の黒仔選別を行ったが、やはり黒仔の率が悪い。あわせておよそ2000匹の黒仔を選別
残る第三孵化槽は温度管理をしていないので、今朝キンランを取り出した。孵化は順調に進んでいる
黒仔選別は明後日に予定する。この水槽が最後であるが、黒仔の率が悪ければメスを変える必要あり

14.6.2 第四日目

14.6.3 第五日目

黒仔選別のやり直し

昨日の選別した黒仔を入れたFRP水槽に
残留卵から孵った稚魚がわんさか泳いでい
たため、赤仔の抜き取りを余儀なくされた。

第三孵化槽を選別してみたが成長が進んで
いないため、しゃくると死んでしまうので、明
日に持ち越し。

14.6.4 第六日目

14.6.4 第三孵化槽の選別が最後の選別である。
ここまで選別をしてきたが、温度管理をしていない水槽の方が黒仔の確率が高いように思う。
と言っても率が悪い事に変わりないが、第一、第二孵化槽に比較して黒仔が多いと感じた。

黒仔選別はすべて終了。 およそ5000匹を確保した。
選別に要した時間は15時間
、  お尻が痛い。

 松観昭和 錦鯉のページ

温度管理をしている第二孵化槽では、既に
孵化が始まっている。

南天の葉の殺菌力をテストしている桶

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松観昭和V

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