松観昭和X

14年度稚魚飼育
14.7.4〜14.8.1

第一次選別した稚魚、およそ300匹

小さくて選別出きない稚魚、およそ2000匹

14.7.5 餌は沈下性人工飼料、冷凍赤虫、
乾燥ミジンコ。赤虫は一日1パックを目途に与
える。
与え方は常に餌を食べられるように切らさない事。

14.7.5 餌は乾燥ミジンコ、人工飼料。
水量が少ないので水の悪化に気をつけながら
切らさないように与える。

14.7.7 乾燥ミジンコの食いが悪くなった。
冷凍赤虫と人工飼料(稚魚用クランブル4c)に
切り替える。
匹数を減らすと急激に成長するので選別を
厳しくするのが良い。しかし、少なくなると
びくついて餌食いが悪くなる、その兼ね合いが
難しい。

松戸市在住の飯野さんがご子息と選別屑を
取にこられた。稚魚飼育の練習用に2年目の
チャレンジをするとの事。ご子息共々熱心に
取り組んでいるご様子に感激しました。
これからも出来る限りの応援をさせていただき
ます。

14.7.7 乾燥ミジンコと人工飼料を主に与える。
冷凍赤虫の塊をついばむようになったので成長
も早まるだろう。現在2cm、10日も飼育すれば
第一次選別が出来るだろう。

14.7.8 油断大敵,10匹死亡
人工飼料を与える時に、どれ位の量が適当かを
判断する場合、食べきる量を与えた、と思い次に
又与えると、餌台がすぐに空になる。これは稚魚
が餌を食い散らかして餌台の上は食べ尽くしたか
のように見える。
ところが食べていなくて周りに落ちて沈殿していた
為急激な水温の上昇によって腐りが早まり、水質
悪化という思わぬ結果を招いてしまった。

今朝の時点で5匹が死んでいた。水も匂うので
沈殿物を取り除き90%の水を予備水槽の水と
いれかえ、モナフラシンを少々で様子を見る。
水温27℃餌止め。18時頃までにさらに5匹の
死骸が浮いていたので
モナフラシン少々と塩500g(0.3%くらい)を
追加した。

14.7.8 主に人工飼料と冷凍赤虫で飼育
匹数が少ないと餌食いが悪くなることもあるが
心配なさそうだ。冷凍赤虫の塊を投げ入れると
さっと寄って来て盛んについばみ日に日に大きく
なるのがはっきりと判る。
そして黄色く変色し始めて来た。ランチュウなども
黒から黄色に変色して赤くなるのと似ている。この
時期に日光に沢山当たると赤が多くなると云わ
れているらしいが、本当にそうなのだろうか。
この黄色が将来、赤模様になるのでワクワク
する。

14.7.9 ホッと一息
朝の一番に水槽を覗いて見たところ1匹だけが
浮いていた。この程度の被害で治まったらしい。
冷凍赤虫の塊に群がってきたので一安心。 

14.7.10 体長4cm、黒い体色から黄色に
変わりつつある。黒が剥ける、という表現が適当
なのか、剥けた下に黄色が隠されているように
思える。

14.7.10 体長2cm、90cm水槽におよそ2000
匹の超過密飼育。

過密は避けるべきだが、別の90cm水槽で水を
作って、いつでも水換えが出来る準備と、いつでも
選別出来る態勢を整えてある。

14.7.11 台風が通り過ぎた。雨も少なかった
ので良かったが、飼育水の泡立ちが目立つ。
濾過槽の洗浄と20%の水換えを実施。
これで2回目の洗浄、汚れは少ないが、泡立ちが
消えなくなったら飼育水が悪くなった証拠。

14.7.11 泡立ちが消えなくなったので20%の
水を交換と水質改善剤を入れる。
超過密飼育が水を悪くしている原因。解消するには
二つに分けるか、無理をして選別し半分に減らすか
迷うところ。
15日から梅雨空になるらしいので選別して半分に
減らして見ようかな。

14.7.12 泡立ちが消えないので、ろ過掃除と
90%の水換えを行う。沈下性の餌の食べ残りが
やはり沈殿していた。浮上性の餌は食べ残しが
見えるので掬い取ることが出来るが沈下性の餌は
見えにくいので与える量が難しい。
餌は乾燥ミジンコをやることにした。

14.7.12 極小浮きえさを与えてみた所、柔かく
なった所を食べているので冷凍赤虫と併用する。
沈下性餌は食べ残しをまわりに散らかしてあとは
食べないので、底に沈殿しているのをポンプで吸
出して捨てる。ポンプは灯油のドラム缶用のもの。

14.7.15 大きなものは5cm、水が急に青く
なって匂いが悪くなってきた。水換えする時期に
併せて選別をするのが効果的だがこの暑さには
勝てない。選別中に水温が上がりすぎると稚魚
が死ぬこともあるから、早朝の涼しい内に終わる
ようにしなければいけない。

14.7.15 上面ろ過の掃除、2日で掃除するほど
水が汚れる。数が多いので、餌の適量が判らない。
乾燥ミジンコを指でもみ潰して与えているが、2分で
食べてしまう量を1日に7回くらいやるがいつも腹を
空かしているようだ。
大きなものは3cm位で全体の半分、小さなものは
1.5cm位で大きさに差が出た。大きなものの選別
時期が来ているようだ。

14.7.16 超過密飼育では成長出来ない。
大きなものは4cm位あるが、小さいものは1.5cm
ほとんど成長していないものもいる。餌と酸素、水
をよく管理しても水量が少なくては成長しない事が
よくわかった。思い切って選別して300匹を残した。
300匹のうち10匹くらいは物になりそうな気がする。

14.7.16 午前中は台風7号の影響で風雨
ともに強かったが、幸い被害はなかった。
この2〜3日成長が著しく早いようだ。匹数を減らす
ことが成長を早める秘訣だ。
観察していると模様に成っていない1本緋、緋が
極端に少ない物、口先が白くないもの、等100匹
は抜き取れるようだ。明日、実行しよう。

14.7.17 第二次選別

曇り空の時は気温の変動が少ないので、早朝から
選別を開始した。
模様が出始めているから白地を見せているもの,墨
が出ているものを残した。
大きさが4cm〜6cmとかなりバラツキがあるので
小さなものについては餞別が甘くなっている。

赤色がよく写っているが実物はもっと薄い色をして
いる.。残した数は150匹。

数を極端に少なくすると餌食いが悪くなるので、
無駄を承知の上で適当な匹数を残している。

選別で注意するのは水温の上昇である。餞別中に
高くなると選別後に入れる器の水温と合わなくなる。
従って素早く終わらせる事がコツで、じっくりと選別
していられない。
頭はどれか、なんてのんびり選別は禁物。

選別後、90cm水槽にプールして餌を止める。その間FRP水槽の飼育水を入れ替えカルキ抜きを確実に行って
から稚魚を移す。移す時も水温だけはしっかりと計って温度差をなくしてから行う事が大切。
移したあとは暫くすると餌を欲しがるのしぐさが見えたら与える。

14.7.20 稚魚の模様が少しずつ見えてきた。匹数を減らすと成長が早くなり緋型も色もだんだんと目立つ
ようになってくる。毎日の餌やりをする時に今年の出来具合はどうか、特に大日のオスを掛けているので特徴
ある鯉は出ているのか、などなど、思いめぐらせている。
餌は冷凍赤虫を1パック、沈下性と浮上性飼料を切らさないように与えている。


14.7.21 選別屑を1週間飼育していた中から
再度、選別して50匹を残し、農業用水の綺麗な所
へ放流した。33℃の中で釣りを楽しんでいる人達が
大勢いる。やがては放流鯉も釣られてしまうだろう。
小さな選別鯉は正確には分からないが、350匹位
別に5〜6cmの赤だけの稚魚30匹を成長速度を見る
目的で残した。大日の血が入っているから、それらしき
物を特別に観察する。

14.7.23 大きな稚魚は7〜8cmに成長している
水を汚さないために粒餌を主体にしたいが食付きが
良くない。沈下性の餌は食い散らかして餌台から
こぼしてしまう。こぼれた餌は腐敗する前にポンプで
吸い取って捨てる。
冷凍赤虫に群がって食べる時群れに入れない稚魚
もいる。小さなものは赤虫にありつけず成長が遅れ
ている。匹数が多いとこの様な傾向が現れるので、
適正な匹数に選別する事が大切。

第一次選別 300匹を残す

14.7.25 第二次選別 35匹を残す
朝から雨降りで蒸し暑いが気温が低いので思い切
って水槽の選別をする。
90cm水槽の水が悪くなり水換えをしなければならず
350匹の中から4cm位に成長したものをでどうにか
選別をしたが、昭和らしきもの35匹をのこし、屑は
農業用水に放流した。

14.7.25 水が泡立ってきたので、濾過槽の
掃除と1/3の水換えをした。大きい物は8cmに
成長している。水道水を入れたので餌を欲しがる
行動を起こすまで、餌はやらない。

14.7.27 朝の涼しいうちに濾過槽の掃除と1/4
の水換えを実施。沈下性の餌のみを与えてオーバー
フローを濾過槽に流して観察しやすいようにした。
模様が見え始めたので際立つ稚魚を捜す楽しみ
が出てきた。今のところ、まだ見つかっていない。

14.7.27 FRP水槽と比べかなり小さいので、冷凍
赤虫を重点的に与えて追いつくようにしたい。パック
はあと1枚を残すのみ。追加10枚を買って来よう。

14.7.29 選別してから2週間が経過した。
稚魚は全体に成長して800Lでは数が多すぎる
餌をやりながら観察して見ると模様的に抜き取る
稚魚は50匹もいるだろう。
第三次選別を考える時が来たようだ。
5〜8cm位の大きさの時期は全体の半分に減ら
して、1週間もすると元の稚魚の量と同じ位に見
える、つまり1週間で固体が2倍の大きさに成長
した様に見える。その位稚魚を減らす事が成長を
早める秘訣といえる。
明日の気温予想は34度、とても暑くて出来そう
にない。

7月10日撮影、成長の遅れた稚魚2000匹

7.31撮影、35匹に絞り込んだもの

14.7.31 90cm水槽35匹の稚魚
まともに成長できなかった2000匹から35匹に絞り
込んで冷凍赤虫で飼育。現在の大きさは4cmほど

14.7.31 今日も気温34度の予想
水の泡が消えなくなってきたので、水換えの
時が来ている。選別には3時間くらい掛かる
ので濾過槽の掃除と1/4の水換えにした。

14.8.1 連日の猛暑、36℃、水温も36℃ある
成魚なら餌止めする温度だ。しかし稚魚達は食欲
旺盛、2時間置きには水面に上がって餌の催促を
している。緋が飛ばなければ良いがー。

14.8.1 泡立ちが消えて絶好調、餌食いも
いい。そろそろ、模様が気になる。全体的に緋が
多いのは毎年のこと、白地を見せる稚魚は少ない
次の選別では半分の80匹を目途に行う。
こんなに暑い日が続いては、いつの日になるやら。

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